もちろん,風邪薬が特別に危ないってわけじゃないのですが,たくさんの日が飲むので,副作用が出る人も多いってことです.風邪薬で助かる人はゼロですが,風邪薬で亡くなる人は,毎年一定の確率でいるのです.
マスコミも,抗がん剤の副作用にはうるさいのに,もっと多い風邪薬の副作用は無視するのはなぜでしょうね?
ガンは死ぬ病気だから,副作用があっても,飲まざるを得ないのです.
一方,風邪は必ず治る病気です.風邪薬は,少しの副作用も許されるべきじゃないのですが.
あと,風邪薬は風邪そのものを治すことはできないけど,咳や鼻などのつらい症状を抑えてくれるはずだ,とも言われます,対症療法としての効果ですね.
確かに,成人では多少の効果はあります.しかし,子どもは風邪薬など何の効果もありません.咳止めなんてまったく効きません.飲ませて咳が止まったとしたら,飲ませなくても治ってる時です(苦笑).ひどい咳は3日以内に収まりますから,大抵は薬を飲ませるときと重なってるわけです.
これを読んでて,ホントかな?って思われるなら
子どもさんが,風邪を引いたとき,最初の風邪は何も飲ませないようにして下さい.次の風邪はたくさん風邪薬を飲ませて下さい.次の風邪のときには,抗生物質も一緒に飲ませてください.
なんてことを3クールくらいやってみて,熱がどのくらい出たか,眠れない日は何日だったか,咳がどのくらい続いたか,すっかり治るまで何日掛かったか?なんてのを記録してみて下さい.
色々と薬を飲ませた場合,飲ませない場合で,経過は全く変わらないことが分かります.
むしろ,何も飲ませないのが一番早く治るのです.
それなのに,わざわざ副作用のある風邪薬を下さい,,なんておかしいですよね.