はいたはずです。ただ、それが今のように、アトピー性皮膚炎や喘息として長く続く病気になりやすかったかどうかは別問題です。病気として表に出るかどうかは、体質だけでは決まりません。生活環境、身体を洗う習慣、空気環境、感染の受け方、微生物との接し方によって大きく左右されます。
自然の微生物に触れる機会は減っています。家庭は小さくなり、兄弟も少なくなりました。その一方で、乳幼児期から保育園などの集団生活に入り、特定の呼吸器ウイルスに濃厚にさらされる機会は増えています。


外の世界と接する上皮です。空気中のウイルス、細菌、ほこり、煙、大気汚染物質、温度や湿度の変化に常にさらされています。もともと気道の上皮が弱い子、ウイルスに対する反応が強く出やすい子、炎症を起こしやすい子では、ライノウイルスやRSウイルスなどの感染をきっかけに、気道の炎症が強く起こります。特に乳幼児期にウイルス感染でゼーゼーする子は、その後に喘息と診断されることがあります。